護身対策 2021.05.31

女性をターゲットにした詐欺のカラクリその恋、ホンモノですか?

 皆さんは詐欺というとどんなものをイメージしますか?詐欺とひとくちに言ってもその手段は様々です。また詐欺の手口も、振り込め詐欺や還付金詐欺、架空請求詐欺などいろいろな種類があります。今回は主に女性がターゲットになりやすいとされている詐欺について解説していきます!

国際ロマンス詐欺、結婚詐欺等女性をターゲットにした詐欺のスキーム

 国際ロマンス詐欺は主に裕福な外国人男性を装いお金をだまし取る詐欺で、結婚詐欺は皆さんご存じの通り結婚や真剣交際を餌にお金をだまし取る詐欺です。いずれも女性の好意や恋心を利用した詐欺ですね。ニュースなどで聞いたりなどして、知識としては知っている人がほとんどだと思います。では何故そういった詐欺があるという知識があるのに、詐欺に引っかかってしまうのでしょうか?どんな詐欺にも言えるのですが、そこには人間の心理をついたスキームが必ず存在します。
具体的に言うと…

(1)言質を取る
(2)結婚・将来を意識させる
(3)性的な会話でとどめを刺す

が国際ロマンス詐欺や結婚詐欺などの手口になります。
もう少し詳しく見ていきましょう

SNSやマッチングアプリなどからターゲットに接近

ターゲットが押している「いいね」などから詐欺に引っ掛けやすい心理傾向を持っている人かどうかを事前に探っていたりもします

割と早い段階で熱心に口説き始め、しばらくすると「〇〇の資格を取ったら将来一緒に暮らしたい」「●●という事業を始めるから手伝ってほしい」などという夢を語り、女性のサポート欲を刺激

ここで言質を取り、後々に「あの時サポートすると言ってくれたじゃないか」と追い込むため…(1)

愛情表現豊かで情熱的なメッセージや将来を意識した話を持ち出してダメ押し…(2)

将来は子供が何人欲しいね、マイホームはいつ持つのがいいかな、など具体的な話をして将来を意識させる

性的なコミュニケーションも匂わせる(「2人だけの秘密」の共有する事で心理的な距離が近づく効果を狙う)…(3)

※性的な写真を送りつけてくるなど
※秘密の共有=後戻りできなくさせてから本題の詐欺へ

詐欺師のお金の引っ張り方

 分かりやすく最初から大金を要求してくる事は稀です。基本的に詐欺師は人間の心理をとても勉強しているので、どうしたら人が限界までお金を出してくるかを熟知しており、またその手口もどんどん巧妙化していっています。そして詐欺師は「夢見がち」で「肩書に弱い」傾向を持った人間をターゲットにします。では、そんなターゲットに金銭を引き出させるためにどうしているのか?
ここではいくつかのテクニックをご紹介します。

・「少額の掛け金を要求し利益をきっちり支払う」事を何度か繰り返す
・少額を引き出させ続けて「お金を出す習慣」をターゲットにつけさせる
・ターゲットが欲ボケしたタイミングで高額を引き出させてドロン
・確認できない嘘で言い逃れをする
※「預かったお金は●●国で運用している」など
※たとえ詐欺師が捕まったところでせいぜい出資法違反程度でしか立件できないのはこの辺をうまく利用しています。また出資法とは…正式名称を「出資の受け入れ、預かり金及び金利などの取り締まりに関する法律」といい、金利や預かり金、仲介手数料などに関して規制する法律です

・追い込まれても自信満々に反論してくる、面倒なカモにはさっさと事態を収束させるために返金を行う事も
※結局すべてのターゲットが執念深く証拠を突き止めてくるわけではなく、泣き寝入りするしかない場合も多いのでトータルではマイナスにならない
・ターゲットの事は常にVIP扱いをして気分をよくさせる
※相手に恨まれないため、気分よくお金を出させるため。例えターゲットが詐欺の被害に遭っていた事に気が付いたとしても、「良い思いはさせてもらったし…」「なんだかんだ言っても彼は魅力的だった」と被害意識を持たない事も…

対策は?

 基本的に「儲け話」や「うまい話」には乗らないように気を付けることが大切です!何となく寂しい気持ちの時に、タイミング良く「理想にピッタリ」な男性が「出会いから急接近」して「熱心に愛をささやき」「将来の約束までほのめかす」事は(絶対とは言えませんが)なかなかありませんよね?
 また相手は性急に関係を深めようとしてくるので最大限の警戒は必要です。仮に多少時間をかけて仲良くなったとしても、プライベートな写真や個人を特定できるような情報は簡単には送らないようにしましょう。(これは詐欺に限らず防犯の基本でもあります!)※写真や個人情報をたてに脅迫される事もあります。しかしそれ以上に「ばらまかれたらどうしよう」という心理が女性側に働く事で(被害にあっている事に薄々気が付いていても)関係を断つのが難しくなってしまいます。
 もっとも大切なのは、あまりにうまい話が飛び込んできた時には、すぐに鵜呑みにせずに、信頼できる第三者に一度相談してみることです。客観的な意見をもらう事で「何かがおかしい」と被害に遭う前に気が付ける場合もあります。

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