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慌てずに対応を!新型コロナウイルスに便乗した犯罪2

慌てずに対応を!新型コロナウイルスに便乗した犯罪2

新型コロナウイルスの脅威はまだまだ世界中で猛威を振るっています。
ワクチン接種が少しづつ進んできた日本でも変異種などの増加が進み、まだまだ安心はできない状態です。
以前はコロナウイルスに便乗した犯罪として「不審電話」「子供を狙った犯罪」「マスク販売に関する犯罪」について紹介していきました。
今回は別の犯罪を紹介していきます。緊急時こそ冷静な判断が出来るように犯罪の手口や対処法を知っておきましょう。

警戒心の薄れから被害に遭う可能性がある犯罪

新型コロナ対策のために、外に出かける際はマスクの着用が欠かせなくなりました。
町中を歩くほぼ全ての人がマスクをしている状況ですので、周囲の怪しい人に気づきにくく、警戒心が薄れてしまい、ひったくりなどの犯罪に遭う可能性があります。
マスクをしていると顔の約半分が隠れている状態になり、人相や表情がわかりにくいので犯罪をしようとする人にとっては好都合です。
犯人の特徴がわからないと早期解決から遠のいてしまう可能性もあります。

対策方法

警戒心を持つ

油断しているとターゲットになりやすいので、まずターゲットにならないよう、警戒心を持つことが重要です。
自分が被害者になるかもしれないという危機意識を持ち、常に警戒し、周りを見ながら歩きましょう。
時々後ろを振り返るなどをして、警戒している素振りを犯人に見せて寄せ付けないようにしましょう。

歩く場所やバックの持ち方に気を付ける

バイクや自転車によるひったくりに遭わないためになるべく車道から離れた場所を歩くようにしましょう。
夜間の外出時は人通りの多い場所を選び、バッグは建物側に持ちましょう。
斜め掛けできるバックはなるべく体に斜めにかけて持ちましょう。

ながら歩きをやめる

スマートフォンの操作をしながらや、音楽を聞きながら等のながら歩きはやめましょう。
スマートフォンに気を取られて、警戒心が薄れてしまったり、
音楽を聴きながら歩くことで周囲の音に気付きにくく、ターゲットになりやすい傾向にあります。
また、他の歩行者の方とぶつかってしまい、思わぬトラブルになったり、ぶつかった衝撃で相手にケガをさせてしまい、自分が加害者になる可能性もあります。

外出自粛をしている人達を狙った犯罪

コロナウイルスに感染しないために外出を自粛したり、テレワークの推奨で家で仕事をする人が増えたりすることで、在宅の時間が長くなってる人が多いかと思います。
そんな家にいる人達を狙って訪問盗の被害が多くなってきています。特に狙われやすいのが高齢者の一人暮らしです。
訪問盗とは様々な業者を装って家の設備点検(ガスや水道など)に来たと言い、複数の犯人が自宅に上がり、
被害者を犯人の一人の応対に集中させている間にそのほかの犯人たちが家の中にある現金や金目のものなどを盗んでいく犯罪です。

対策方法

事前に連絡があったか確認する

基本的には事前連絡なしでガスや水道の設備点検にくることはありません。
事前連絡なしの訪問は怪しいと思ってよいでしょう。

居留守を使う、ドアチェーンをつけたまま対応する

インターホン越しやドアののぞき穴から顔を確認して、見知らぬ人だった場合は居留守を使いましょう。
顔を確認することが難しく、どうしてもドアを開ける場合は、ドアチェーンを付けた状態で対応しましょう。
相手が無理やりドアを開けて家の中に入ってくるのを防ぐことができます。

社員証を確認する

社員証を確認し、その会社に連絡をして確認をする、もしくはアパートやマンションであれば大家さんに点検があるか確認しましょう。

面識のない人を家に入れない

自宅に1人しかいないときに面識のない人を不用意に自宅に入れないようにしましょう。
不審だと感じた場合は、すぐに警察に連絡をしましょう。

家の中に現金や高価なものを置かない

普段から現金を大量に家の中にしまっておいたり、高価な物を目立つ場所に置いたりするのはやめておきましょう。
大事なものは鍵付きの金庫などにしまって、目立たない場所に置くといいかもしれません。

配達サービス【置き配】を狙った犯罪

置き配とは、荷物の受取人が事前に指定した場所に宅配物を置いてもらって受け取るサービスです。
新型コロナウイルスの蔓延により、配達員の方との接触がない配達方法である「置き配」が普及するようになりました。
便利なサービスですが、この置き配を狙う泥棒が増えており、玄関先に置き配された荷物を盗まれてしまう盗難被害も相次いでいます。

対策方法

日時指定をする

長時間玄関先に荷物を置いておくと盗難される恐れがあるので、自分が自宅に居て、すぐ受取ができるときに配達してもらえるよう、日時指定をしましょう。
配達員の方との接触に不安がある場合は、インターホン越しにやり取りをし、荷物を玄関に置いてもらったらすぐに取りに行くようにしましょう。

場所の指定をする

運送会社の営業所止めで荷物を頼んで、自分で営業所に取りに行く方法や、
コンビニなどで荷物を受け取ってもらうサービスを利用して、後から自分でコンビニに取りに行く方法もあります。
行き帰りの手間はかかってしまいますが、確実に荷物を受け取ることができます。

宅配ボックスを設置する

最近ではアパートやマンションには宅配ボックスが設置されているところも増えてきています。
日時指定と併用して在宅時は直接配達員の方から荷物を受け取り、不在時は宅配ボックスに入れておくように頼んでおくといいでしょう。
戸建ての人でも簡易宅配ボックスを設置して利用することで再配達を減らすこともできます。

まとめ

上記3つの犯罪は普段から起こっている犯罪ですが、
コロナウイルスの蔓延をきっかけに特に件数が増えてきている犯罪です。
被害に遭う前に対処法を知っておくだけでも、心に余裕ができて対応しやすくなると思います。
普段から警戒心を持っておくことが一番大事ですね。