防犯全般 2020.12.15

不正利用された時の補償が受けられない?クレジットカードの注意点

 今や日本人の殆どが保有しているクレジットカード。ネット通販や普段の買い物、携帯電話の支払いで使用する人、中には使用していないけれどクレジットカードは持っているという人もいると思います。
 クレジットカードは便利な点も多いですが、クレジットカードの利用規約に違反していると、不正利用された時等の補償の適用外となるだけでなく、最悪の場合クレジットカードの利用停止や強制解約などの罰則を受けることになります。
 そこで今回は、利用規約に記載されているけれど、失念しがちな事をまとめてみました。

カード裏面に署名をしていますか?

 あなたは、自分の持っているクレジットカード全ての裏面に署名(サイン)をしていますか?

 クレジットカードの裏面に署名をすることは、各クレジット会社のカード申込時の利用規約に定められており、クレジットカード裏面に署名をしていない事は規約違反になります。
 さらに、カードの署名は利用者が所有者本人であるかどうかを確認する為でもあるので、カード裏面に署名をしていないと、下記の様なリスクも伴います。

不正利用の危険性が高まる

 クレジットカードの裏面のサインはセキュリティ強化の目的もあります。もしも、クレジットカードが盗難・紛失した時、カード裏面に署名が書かれていない場合、悪質な第三者が契約者本人に成りすまして署名すると、簡単にクレジットカードの不正利用ができてしまいます。

補償の対象外になる

 各クレジット会社では、盗難や紛失による不正利用が起こった場合に備えた補償制度がありますが、その適用を受けるためには、最寄りの警察署の落とし物窓口などに紛失届や盗難届を提出して、届出をしたことの証明書等を受け取る必要があります。
 その時、クレジットカード裏面の署名欄が空欄のまま警察に届けられた場合等、クレジット会社にカード裏面に署名をしていなかった事が発覚すると補償の適用外となり、不正行為で使われた金額も全て自分で負担することとなります。

人にカードを貸していませんか?

 「クレジットカードは自分名義のカードだから人に貸すのも自分で決めていい」と思っている方もいると思いますが、クレジットカードはクレジット会社が認めた特定の会員に限定して貸与されている(貸している)物で、カードの所有権はクレジット会社にあります。
 その為、たとえ家族間であっても、クレジットカードの貸し借りは行ってはいけません。

人にカードを貸したらどうなるの?

 カード会社が信用し、契約しているのは名義人本人なので、名義人以外がクレジットカードを利用することはできません。
 仮に、名義人が使用する事を承認したから使っても良いと言われて使用した場合でも、他人名義のクレジットカードの使用はカード会社の規約で禁止されているため、クレジットカードの強制解約や利用停止処分になる可能性があります。
 また、カードの貸し借り等を常習的に行っていたり悪質だと判断された場合は、詐欺罪に問われるケースもあります。

人にカードを貸して利用されたら

 人に貸したカードを利用されて、支払いが発生した際の代金は、カードを貸した人(カード名義人)に請求がきます。もしクレジット会社に「直接利用した人に請求してほしい」と言ったとしても、クレジット会社とカードを借りて利用した人は、契約関係がないため、クレジット会社と会員契約を結んでいる会員自身が支払うことになります。
 もしも自分名義のクレジットカードを家族や他人に貸し、トラブルになった場合は補償の対象にならない事が多く、利用された金額は全て自分で負担することとなります。

ネットショップなら問題ない?

 店員がカードの実物を見る事のないネットショップ等の通信販売なら、名義が違うカードを使用できると思う人もいると思います。しかし、他人名義のカードを利用できないのは、通信販売も実店舗も同じです。
 名義人以外の人(家族・友人も含む)が名義人のクレジットカードを利用する事が規約違反になる為、もしネットショップで勝手にカードを利用して買い物をされた場合は補償の対象になりません。
 しかし、ネットショップ等で、注文はカード名義人が行うけれど、商品は相手に直接届く様にしたい場合は「注文者の情報はクレジットカードの名義人本人」で「配達先に相手の情報」を記入することは問題ないので、注文者(クレジットカードの名義人)の情報記入欄にはご自身の情報を記入しましょう。

家族が勝手にカードを使ったら補償は受けられる?

 カード名義人がカードの使用を許可していない場合でも、家に置いていたカードを家族に勝手に使用されることもあるかもしれません。
 もしカードが不正利用された場合は、クレジット会社の補償制度を受けることができますが、不正利用の犯人が家族だった場合は「クレジットカードの管理を怠った本人にも責任がある」とみなされ、補償を受けることができず、使われた金額は全て自分で負担することとなります。
 家族だからといってカードの保管が甘い場合、無断使用されてしまうと損をすることになるので、クレジットカードは、家族でも分からない場所に保管するようにしましょう。

家族間でカードを使いたい時は

 しかし、ネットショッピングやその他支払い等で、家族間でクレジットカードを使用したい時もあると思います。その場合は、利用したい家族の名義で家族カードを発行すると、合法的にクレジットカードを利用できます。
 家族カードの発行は、クレジット会社ごとに手続き等がありますので、ご利用のクレジット会社に確認しましょう。
 

最後に

 クレジットカードが不正利用された場合は、警察へ被害届を出したり、クレジット会社にカードの利用停止の手続きを行うことで、不正使用分の支払い免状等の補償を受けることができます。
 しかし、クレジットカードを契約した時の規約に違反していると補償が受けられなかったり、またクレジット会社によっては補償を受けられる期間が定められている場合もあるので、利用規約をしっかり確認して正しく利用しましょう。
護身・防犯の専門ショップボディーガードへ


このページの一番上に戻る