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冬の時期は要注意!火事を起こさない為の対策事項

冬の時期は要注意!火事を起こさない為の対策事項

 2019年も残りあと少しとなってきました!今年は12月でも暖かい日が数日あったりと気温に波がありましたね。気温差に負けて風邪を引かないように気をつけていきたいです!暖冬であったとしても、やはりこの季節は暖房器具がないとつらい時期ですので多くの方が使用していると思います。今回はそんな暖房器具を使用する上での注意点などについて紹介していきたいと思います!

平成30年の火災状況について

 今年は10月に起きた沖縄県の世界遺産「首里城」での火災や11月に起きた岐阜県の世界遺産「白川郷」から500メートルの小屋で起きた火災など大きな事件が立て続けに発生しました。一般家庭などで考えると火災報知器の義務化によって近年では全体的な火災件数は減少しているようですが実際にどれくらいの火事が年間発生しているのでしょうか。平成30年の火災状況についてみていきたいと思います。

平成30年度の総出火件数

 総務省消防庁の統計によると、平成30年度の総出火件数は37,981件でした。一昨年平成29年度の件数は39,373件だったので、1,392件減少するという結果です。平成26年は43,741件だったので数年前などと比べると技術の進歩により減少傾向にはあります。しかし、37,981件というのは1日あたりで換算するとおよそ104件、14分ごとに1件の火災が発生したことになりますので依然として火災被害は多いのが実情です。

主な出火原因

 平成29年度の出火原因第1位は「たばこ」で3,712件、2位は「放火」で3,528件でした。平成30年度の出火原因第1位は今回も「たばこ」で3,414件、2位は「たき火」で3,095件という結果となりました。平成29年に2位だった「放火」は2,784件で4位に変わっていますが、「放火の疑い」1,977件も合わせると4,761件となり1位という結果になります。これらは東京都や埼玉県など、大都市を抱える都道府県で高い割合を示しているということです。

火災被害に遭わないための対策

 では火災被害に遭わないためにはどのような対策をしておけばよいのでしょうか?

電源コードは丁寧に扱う

 ストーブやホットカーペットなど冬の時期は電気を使うものが多いですよね。さらにスマートフォンの充電器をさしたりする事も多く、延長コードを使用する方がほとんどだと思います。しかし延長コードなどの電源コードがソファーなどの下敷きになっていたり、扉に挟まれてしまうとその部分が断線してしまい発火の原因となることがありますので注意が必要です。またコンセントと電気プラグの間にほこりが溜まっていたりすると、それも発火の原因に繋がりますのでこまめに掃除をしたりしておくことも大切です。

たこ足配線にも注意が必要!

 延長コードなどの配線器具は消費電力の最大容量の決まりがあります。裏側や説明書などに記載がありますので見たことがあるという人が多いですよね。ですが見たことはあったとしても、きちんと電力を確認することはなかなかしない人が多いと思います。しかし電力容量の最大を超える使用をすると、こちらも発火の原因となり危険です。電化製品によっては消費電力が大きいので延長コードなどの使用が禁止されているものもありますのでこちらにも注意が必要ですね。

家電製品の近くに水気のあるものを置かない

 冬の季節は乾燥するので加湿器を使う人も多いと思いますが、家電製品の近くに水を使っている物(花瓶や水槽など)を置いておくと、万が一水が家電のコンセント部分にかかった時、かかったその表面で小規模な火花放電が発生して新たな電気の通路(トラック)ができ、その部分で樹脂部が徐々に炭化して電気が流れ出し発火するトラッキング現象を起こす危険がありますので家電製品の近くには水気のあるものを置かないように注意しておきましょう。

火災時の備えておきたいアイテム

 次に万が一の火災発生に備えておきたいアイテムを紹介していきたいと思います!

初期消火救命ボール(自動消火対応) 小 エライドファイヤーボール


 設置しているだけで無人でも自動消火が可能な画期的な防災用品!火に近づくなどして投げ込んだりする必要がありません。

 火元や火災が起きやすい場所に予め消火ボールを設置しておき、消火ボールに火が触れると無人でも自動的に消火を行ってくれます。自宅のキッチンなどに備えておくと安心です!

防火ブランケット(防火用毛布) 1.5m×1.5m


 防災など緊急時用の防火ブランケット!燃えているところにこれを被せることにより火を鎮火することができます。また避難の際には被ることで自分たちの身を火から守る事にも使えます。

 火が小さいときにはこのブランケットを被せることで消火器を使用せずとも、鎮火させることが出来るので便利な商品ですね。また部屋の収納の邪魔にもなりませんので、部屋に備えておくと安心です!

まとめ

 冬はストーブやこたつなどの暖房器具が必須の時期なので、火災の原因となりやすく、また空気も乾燥しがちで万が一火災が起きてしまうとなかなか火が消えにくくなってしまいます。火事は自分だけでなく、燃え広がってしまうと周りに住んでている方たちも巻き込んでしまう恐れが高いので、自分や周囲の人の暮らしを守るためにも、冬場は特に火事に注意していきましょう!