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意外と危険なスマホの覗き見!画面を見られないための対策とは

意外と危険なスマホの覗き見!画面を見られないための対策とは

 電車やバスの中、ちょっとした待ち時間等にスマホでニュースサイトを見たり、ラインやSNSでコミュニケーションをとったりと、スマホを操作する人はたくさんいると思います。
 しかし、沢山の人が利用する場所でスマホを操作していると他の人に画面を見られる可能性がとても高く、実際に他の人のスマホ画面が見えてしまったという人も多いと思います。
 勝手に自分のスマホ画面を覗かれるのは不快に感じる人は多いと思いますし、画面の覗き見からトラブルや事件の被害に遭うことも無いとはいえません。
 そこで、今回はスマホを覗き見られることの危険性と対策について紹介します。

スマホを覗き見された場合の危険性

 なぜ、自分とは全く関係のない他人の携帯を覗いてしまうのでしょうか?興味本位やたまたま目に入ったから、という場合も多いようですが、何かしらの悪だくみを考えている人もいないとは言えません。
 ではスマホの画面を覗き見られた場合どんな被害が考えられるでしょうか。

FacebookやTwitter等のSNSの場合

 FacebookやTwitter等のSNSを使っていると、画面にアカウント名が表示されている時間もそれなりにあり、覗き見られてしまうとアカウントが特定されてしまうこともあります。
 そうなるとSNS上での付きまといや身バレ、アカウントの乗っ取りなどの様々な迷惑行為に発展することも考えられます。

LINEやメール等の場合

 LINEやメール等の内容を覗き見られたら、友人や家族とのメッセージのやりとりが見られるだけでなく、メッセージ内容からプライバシーや個人情報が他の人に渡る可能性もあります。
 覗き見る人のほとんどは暇つぶし目的かもしれませんが、そのメッセージから知り得た情報で迷惑行為をされたり、最悪の場合ストーカーなどの犯罪被害に遭う可能性もあります。

画面を開く前にも注意が必要

 スマホを操作する際、まずは画面のロックを解除したり、また様々なサービスのIDやパスワードを入力することもあると思います。
 しかし、スマホのロック解除のためのパターンやパスワード、様々なサービスのIDやパスワード等を入力する場面を他人に見られていたら、知り得た情報からアカウントの乗っ取りやスマホのハッキングなどの被害に遭う場合もあるので注意が必要です。

画面を覗き見されやすいのはどんな時?

 次にスマホ画面の覗き見はどんな場面で多いのかまとめてみました。

電車の中

 電車の中、特に満員電車では後ろにいる人だけでなく、横方向や斜めからでも画面が見えてしまう事が多く、いつ誰に見られてもおかしくありません。
 また座席に座っている時でも油断してると他の人にスマホの画面が見えてしまいます。左右に座っている人から見えないように警戒するもの重要ですが、立っている人から見ると斜め上から見下ろす形で、画面が見える位置になりやすいです。また車両の種類や電車が通過する場所にもよりますが、窓にスマホ画面が映って覗き見られてしまう場合もあるので注意が必要です。

バスの中

 電車に続いてスマホの画面が見えてしまいがちなのがバスの中です。
 バスの後部座席は後ろの座席との高低差がある車両もあり、姿勢よく座っていたら簡単に前の人のスマホ画面が見えてしまったり、斜め後ろからだと遮蔽物も少ないので意識していなくても画面が見えてしまうこともあります。
 またバスが混雑して、通路に立っている人が増えた場合も注意が必要です。座席が壁際にあることの多い電車と違い、座席の後方に立たれることもあるので、上から覗き込むような形で画面を見ようと思えば見えてしまいます。

行列に並んでいる時

 電車やバスと比べると頻度は少ないと思いますが、バスや電車を待っている時、人気のお店やテーマパークの人気アトラクション等の行列に並んで待っている時も注意しましょう。
 行列は只立っている時より他の人との距離が近くなりやすいので、暇だからといって適当にスマホを触っていると意外と他の人から画面を見られている、なんてこともあるかもしれません。

画面をのぞき見されないようにするには

 スマホの画面を覗き見られないようにする一番の対処法は、電車やバスなどの他の人がいる場所でスマホ画面を開かないことです。しかし、電車やバスに乗っている時の暇つぶしがしたい人もいると思います。
 覗き見防止用のフィルムを画面に貼ったり、覗き見防止のアプリを使用している人もいると思いますが、画面への対策は真後ろから見られた場合は意味がないことも多いです。では他の人がいる場所でスマホを操作する際はどんなことに気を付けたらいいのでしょうか。

指の動きに気を付ける

 暗証番号やパスワードを入力する際に、画面が見られないように気を付ける人はいても、指の動きを見られないように気を付ける人は少ないと思います。
 画面を操作することで画面ロックやサイトのID・パスワード等の入力を行っている場合、指の動きでロックの解除方法やパスワードが知られてしまう事があります。特に「パスワードが複数あると覚えるのが大変だから」と暗証番号やパスワードを複数のサイトで使いまわしている人もいるはずです。
 もしも、他の人がいる場所で暗証番号やパスワードを入力したいときは、スマホ本体を体にかなり近づかせて画面と指の動きが見えないように気を付けたり、また指紋認証が使用できる機種の場合は指紋認証を利用するのも一つの手です。

窓ガラスが無い壁を背にする

 外出先でスマホを使用したい場合、壁を背にするなど背後に人がいないことを確認してから操作するようにしましょう。後ろに人がいなければ大丈夫だろうと思って窓ガラスを背にスマホを操作すると、窓に画面が映って覗き見られたり、窓の向こう側に人がいた時はガラス越しに画面を見られてしまう場合があります。
 壁際なら画面が映り込むこともありませんし、背後に人がいないだけでも直接画面を覗き見される可能性は少なくなります。しかし、満員電車や行列の途中等では、都合よく壁際に移動できる事は少ないので、その場合は自分の体でスマホを隠すように少し低く持つなどの配慮も心がけましょう。

最後に

 スマホ画面の覗き見とその対策について紹介しましたが、覗き見はどんなに対策をしても、他に人のいない個室等でもない限り防ぐことはまずできません。
 どうしても暇つぶしにスマホを操作したい場合は、他の人に見られても問題の少ないWebサイトやニュース等、パスワードや暗証番号などを入力する必要がなく、自分の個人情報が分からないモノを閲覧するようにしましょう。