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冬の防火対策第2弾!今日からできる4つの対策

冬の防火対策第2弾!今日からできる4つの対策

 今年も残すところあと1ヶ月となり、気温もどんどん低くなってきましたね!冬は乾燥などが原因で火災被害が増える傾向にあります。最近消防車のサイレンを耳にすることが多くなったなと感じている方も多いのではないでしょうか。今回は火災被害に遭わないために気をつけること第2弾を紹介していきたいと思います!

火災被害の件数

 火災被害は技術の進歩などで減少傾向にはあるという事は第1弾でも紹介したと思います。では去年、平成29年度の総出火件数は一昨年の総出火件数より減少しているのでしょうか。

平成29年度の総出火件数

 一昨年の総出火件数は36,831件でした。そして去年の総出火件数はなんと39,373件と前年より2,542件も増加しているのです。ちなみに平成27年は39,111件でしたので、2年ぶりに増加するという結果になりました。総出火件数が39,373件というのは、1日あたりで換算するとおよそ1日あたり108件、13分ごとに1件の火災が発生したことになります。

主な出火原因

 平成28年度の出火原因第1位は「放火」で3,586件、第2位が「たばこ」で3,483件でした。そして、平成29年度の出火原因第1位は「たばこ」で3,712件、第2位が「放火」で3,528件という結果になりました。たばこが出火原因というのは、たばこの火種が布団などに落ちることによっての出火や、投げ捨てなどが主な原因と言われています。自分は喫煙しないからと思わずに、家族や友人などがそういった行動をしていないかもよく注意しておくと安心ですね。

火災被害に遭わないための予防策

 上記で「放火」や「たばこ」が主な出火の原因とは紹介しましたが、それ以外にも出火の原因となる行動などは数多くあります。次は火災被害に遭わないための対策を紹介していたいと思います。

電気コードやプラグなどは綺麗にしておく

 電気コードやプラグ、コンセントなどに水分やほこりがあると、その表面で小規模な火花放電が発生し新たな電気の通路(トラック)ができ、その部分で樹脂部が徐々に炭化して電気が流れだし発火するトラッキング現象というものが発生することがあるのです。家に人がいなくても発生してしまうと、早期に消火することができず、被害が大きくなってしまうということもあるので電気コードなどの配線部分は常に綺麗な状態にしておくことが望ましいですね。また長期間使用しているものの場合、傷みなどがないかなども確認しておくとさらに安心です。

ドライヤーなどを使用したまま放置しない

 外出する際にドライヤーやヘアアイロンを急いで支度をしたことが原因で電源を入れたまま出かけてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。ドライヤーやまた衣服用のアイロンなどの熱を発する機器を電源を入れたまま放置していると機器自体がどんどん過熱していき、それが布団や服などすぐに燃えてしまうのもに接触していると火事になる危険性が高まりますので機器のある場所から離れるときは必ず電源を切るように注意しましょう。また電源を切っていてもちょっとした拍子に電源が入ってしまうということも考えられますので、1日中使用するものでない場合はコンセントも抜いておくと安心です。

ストーブなどはつけたまま就寝しない

 冬は布団に入っている状態でも、暖房をつけていないと寒くなってしまいますよね。その寒さをなくすために寝ている時でもストーブなどをつけたままにしておきたいという方もいるかと思います。しかし、寝ている時でもつけたままにしておくと寝返りをうった時などに布団に接触してしまい燃え移る危険もありますので、あらかじめ消して寝るか、タイマーなどで少し経つと消えるように設定しておくと安心です。またリラックス効果のために枕もとでアロマキャンドルを焚いているという方も増えてきていると思います。そういったキャンドルの小さい炎でもカーテンなどに燃え移って火事になる危険もありますのできちんと消して寝るようにしましょう。

決められている以外の日にゴミを出さない

 初めに紹介しました通り、出火の原因で多いのは「放火」です。その放火のターゲットにされやすいのは、家の周りにゴミやダンボールなどの燃えやすいものを置いている住宅です。ターゲットにされる確率を減らすためにもゴミやダンボール、また新聞紙などは決められた日にきちんと出すように心がけましょう。また基本的にはゴミの日の朝に出すようにしておくとさらに安心です!

まとめ

 冬の時期はストーブやこたつなど熱を持つ機器を多く使う季節です。また温かいスープなどを飲むために、食事の支度など以外でもコンロを使う機会が多くなる方もいらっしゃるかと思います。日々の生活の中でそういった電化製品などを安全に使っているのかを改めて確認をしてみて火災被害に遭わないように、また周りの住人の方も巻き込まないように気をつけていきましょう!