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駐車場での自動車盗などの被害対策とは

駐車場での自動車盗などの被害対策とは

 まだまだ暑い日はありますが、朝と晩には少しずつ秋の気配が感じられるようになってきましたね。秋は気温も過ごしやすく、また紅葉などもみられる季節ですので休日にはドライブに出かけるという方も多いのではないでしょうか。今年はコロナ禍も落ち着き、去年までに比べて外出する機会も増えると思います。今回はそんな外出先では必ず利用する駐車場での防犯対策を紹介していきたいと思います!

自動車盗などの実際の事件数

 ニュースなどではあまり詳しくは報道がされませんので、1年間に実際にどれくらいの被害が出ているのか知っている方も少ないと思います。まずは2022年に起きている事件数などを見ていきましょう!

自動車盗の発生数

 まずは1年間に起きている「自動車盗」の発生数についてです。2022年の自動車盗の認知件数は5734件です。しかし、1日で換算しても未だに約15件ほど発生していることになりますのでしっかりと対策をしておくことが重要になってきます。

自動車盗の発生場所

 「自動車盗」の被害が一番発生している場所は、実は安全なように思える「月極駐車場」をはじめとした「駐車場」なのです。その発生数は全体の47.3%を占めています。「ちゃんと駐車場に止めているから」と多くの方が考えてしまいがちだと思いますが、実際のところ安心することが難しいのが現状です。

車上ねらいの発生数

 次に「車上ねらい」の発生数についてです。「車上ねらい」とは、自動車などの積み荷や車内の金品を窃取することです。また、自動車だけに限られたものでなく駐車している自転車などの前カゴから荷物を盗むものも含みます。

車上ねらいの発生場所

 「車上ねらい」の被害が一番発生している場所は、「駐車場・駐輪場など」、「道路上」とこの2つが多くを占めています。駐車場などですと、人がいつもいるという訳ではありませんし、また道路上ですと路上駐車している車が狙われたりなどしていることが理由と考えられます。

参照:警視庁HP「自動車盗・車上ねらいの防犯対策」

被害に遭わないための対策

 上記で実際に起きている車上荒らしなどの事件数を見ていったところで、次は自動車盗難や車上荒らしなどの被害に遭わないためにはどのような対策をしておけばよいのか紹介したいと思います。

車の中には現金や貴重品を置いたままにしない

 車内に携帯電話や財布などの貴重品を置いたままにしておくと、車上荒らしなどの被害に遭う可能性が高まってきます。車を離れる時は貴重品は必ず身につけて出るようにし、また買い物をした際のショップ袋なども狙われるケースもありますので窓から見えないようにトランクなどに直しておくと安心です。また今では多くの方が利用しているETC装置に挿入しているカードも狙われる可能性もあるため注意が必要です。

ほんの少し車から離れるだけでもしっかりと施錠を

 警視庁の調べによると「自動車盗」の発生場所で最も多かったのが「月極駐車場」、次いで「住宅」での発生数が多くを占めています。また約半数が車の鍵をつけたままの状態で被害に遭っているということです。多くを占めている発生場所から考えてみると、家に忘れ物をしてしまいそれを取りに行くなど、「ほんの少ししか車から離れないし大丈夫かな」と油断している方が多いことが理由ではないかと考えられます。犯人はそのような少しのスキを狙っているので、どんなに短い時間であっても、車から離れる時はしっかりロックするようにしましょう。

車は人通りが多く、明るい場所に駐車する

 人目につく駐車場を利用していても絶対に盗難や車上荒らしの被害に遭わない可能性をゼロにすることは難しいです。しかし、だからといってどこに駐車しても被害に遭うかもしれないならと人目につかない駐車場などを利用していては犯人に狙われる可能性が高くなってしまいます。少しでも被害に遭わないようにするためにも、出来るだけ人通りの多い道などに面した駐車場を利用したり、また明るい場所ですと犯人も自分の姿がはっきり見えてしまうことは避けたいと思うので、明るい場所に止めておくことも重要です。

ステッカーなどを貼る

 窓の部分に「ドライブレコーダー録画中」と書かれたステッカーを貼っておくだけでも、「撮られるかもしれない」と不審者へ抑制することができます。自動車盗への対策はもちろん、運転中のあおり運転を防止することにも役立ちます。

まとめ

 休日に出かけた時だけ対策をするのではなく、日頃から盗難や車上荒らしなどの対策をして被害に遭う確率を少しでも下げていきましょう!