護身対策 2018.06.18
「刃物」から身を守る護身用品とは
2018年6月9日(土)、東海道新幹線にて乗客3人が刃物で刺され死傷する事件が起きました。安全だと思っていた場所で事件が起きるのはとても怖いことです。
そこで今回は「刃物」を使用した凶行や、新幹線や電車・バスなど、逃げ場の限られた狭い場所で事件に遭遇したらどうしたらよいかを考えたいと思います。
「刃物」による事件に遭ってしまったら
刃物などの危険物を振り回す人に遭遇した場合、自分から少し離れた場所で事件が起きていた時は迷わず逃げましょう。また逃げる途中に振り返って相手と目が合ってしまうと追いかけてくる場合があるため、逃げる際は決して振り返らないようにしましょう。
もしも刃物を持った相手を取り押さえる為など、対峙するような状況になる場合は、さすまた等の長物護身用品が有効です。さすまたは1人で使うより複数人で使用する場合に大きな力を発揮するので、さすまたを使用する際はなるべく複数人で使用・対応しましょう。また、相手の動きを止めるという意味ではネットランチャーも非常に有効です。
また「自分は被害に遭わない距離にいるから」と立ち止まってスマホなどで状況を撮影をしていると、他の人の逃げ道を塞いでしまうため、離れているからと立ち止まらないようにしましょう。
電車やバスなど逃げ場の限られた場所では
日本は銃社会ではないため「凶行の大半は刃物」で発生しています。その為相手から距離を取ることができれば直接的な負傷を避けることは可能になります。しかし今回のように新幹線の車内など逃げる場所が限られている場合、相手が取り押さえられるまでただ逃げるだけでは逃げ場がなくなる危険もあります。
今回の事件でJR東海の車掌の指示で多くの乗客が座面を取り外して盾として使用したように、刃物が直接当たらないように厚みのある物が間にあるだけでも生存率は変わってきます。これは新幹線だけでなく、在来線や路線バスでも座面を外せる場合がありますので、覚えておくといざという時に役立ちます。また旅行や出張などの行程でキャリーバッグやボストンバッグなどの大きいカバンが近くにある場合はそれを盾にして身を守る方法もあります。
身近なモノで身を守る
いざ事件にあってしまったら逃げることが最重要ですが、今回の東海道新幹線で起きた事件のように、逃げる間もなく見知らぬ人に刃物で切り付けられるような場面に遭ってしまい、どうしても避けることができない場合は手近にあるカバンなどで防御するのが有効です。特にビジネスバッグや通学鞄など書類や教科書などの紙が沢山入ったカバンは刃物ではなかなか突き刺せないので緊急時の一時的な盾として使用する分には十分だと思われます。
女性におすすめの護身用品
いざという時に身を守る為の護身用品。しかし実際にどんなものを用意すればよいのかわからないこともあると思います。そこで女性でも扱えるような護身用品をまとめてみました。
催涙スプレー
小型で持ち運びが簡単、さらに使用方法もそこまで難しくない催涙スプレー。屋内での使用は暴漢だけではなく他の人にも多少の被害が及ぶこともある為NGとされていますが、生死がかかった状態ではそんな事は言っていられません。
催涙スプレーは唐辛子が主成分で後遺症を残すことが通常はありませんので今回のように相手が刃物を持っているなど、人身被害が発生するような場合は躊躇なく使用すべきだと考えます。
上記の「催涙スプレー ホワイトウルフ リップスティック型」は催涙スプレーと分かりにくいデザインなので女性でも抵抗なく携帯できます。またカラーも4色あり、お好みの色を選ぶことができます。
特殊警棒
通常屋内での使用や女性向けの警棒としては16インチサイズの警棒をおすすめしておりますが、相手が刃物を持っている場合は相手と接近することを避けるために26インチサイズなど長めのサイズの警棒が有効です。また、刃物相手だと長くても軽く取り回しの楽な「アルミ製」で刃物を受けることもできる「鍔のついたもの」が適しています。
もしも警棒を振り出す前に相手に抱え込まれるなどの状態になった場合でも、相手の胸を柄の部分で突くようにして攻撃するだけで女性や力の弱い人でもかなりのダメージを与えることが可能です。相手が怯んだ隙に距離を取り、一目散に逃げましょう。
上記の「ホワイトウルフ 7075アルミ合金警棒 26 鍔付」は航空機などにも使用される高強度アルミ合金7075を使用した超軽量の警棒です。鍔があることによって刃物から手を守ることを考慮した作りとなっております。
まとめ
どんなに気を付けていても突発的な事件に遭遇しないとは限りません。そんな時、もし事件に遭ったらどうするか、日頃から想像して心構えをしておくだけでも対応速度は変わってきます。
また護身において特に大切なのは「逃げること」です。相手を倒したり、捕えたりすることではありません。もし事件に遭遇してもうまく切り抜けることが出来るように護身意識を高めましょう。
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