護身対策 2016.09.26

安全な日本で、なぜ自分の身を自分で守る必要があるのか

海外と比べて「日本は安全だ」と、よく言われますよね。たしかに日本は海外と比べて犯罪発生率は少ないですが、あくまで「少ない」だけであって、犯罪に出会う確率がゼロというわけではありません。

実際に被害にあった方の中で「日頃から気を付けていたのに……」という人は、ほとんどいません。被害にあってからでは取り返しがつかないので、日ごろからしっかり対策しておくことが必要なのです。

今回は女性に起こりうる犯罪の事例とその対策を3つ、ご紹介したいと思います!

【ケース1】「配達員のなりすましによる強姦被害」の事例と対策

「配達員のなりすましによる強姦被害」の事例

「ピーンポーン」ドアのチャイムがなった。「なんだろう?」と思いつつ、インターホンで応答する。

「はい、どなたでしょうか?」「宅急便でーす」

「宅急便が来る予定なんて、あったっけな……?」と思いつつも、ドアののぞき穴から姿を確認。ああ、たしかに宅急便の人のようだ。荷物も持っているし、見慣れた制服も着ている。

ガチャ。「はい、お待たせしました……」とドアを開けると、男は急に身体を玄関の中に入れてきた。

この人は宅急便の配達員なんかじゃない……そう思った時には、もう遅かった。男の力は強く、押し倒された私は身体を動かすことすらできない……。

「配達員のなりすましによる強姦被害」の対策

このように宅急便や郵便配達員と偽って、強姦目的で女性の家を訪れるという事件があります。先ほどご紹介した事例の場合、次の2つの対策をすることで、被害にあう確率をグッと減らすことができます。

1.テレビドアホンの設置

まずこの女性の家には、画面付きのインターホンがありませんでした。テレビドアホンがあれば、相手の姿を見ながら話すことができます。宅急便で荷物が届く予定が無かった場合、「荷物の差出人は誰でしょう?」と聞くことで、ドアを開けるべきかどうかを判断することができたかもしれません。

2.チェーンをかけたまま対応する

テレビドアホンが無かったとしても、「あやしいな」と思った場合はチェーンをかけたままドアを開けることで、被害を防ぐことができるかもしれません。

またこのようなケース以外にも、女性の帰宅時を狙って、カギを開けた瞬間に後ろから入ってくる強姦も多発しています。特に女性の1人暮らしの場合は、玄関口での対策をしっかりしておきましょう!

【ケース2】「恋愛のもつれによるストーカー被害」の事例と対策

「今何してる?」「あの男、だれ?」「一緒にご飯食べようよ」「ねえ、返事してよ」

半年前に別れた元カレからのメッセージが止まらない。一方的に別れを告げてから、この半年間ずっと、毎日のようにメッセージが来る。私は一切返信をしていない。それでも毎日何十通も来るのだ。しかも、最近は帰宅時に自宅付近で彼らしき姿を見かける。絶対にストーカーされている……。

「返信しないなら、強硬手段にでるからな」昨日の夜に来たメッセージ。その後、電話の着信が何十件も表示されている。いつもと違う感じがして、なんだかこわくなった私は、警察に相談することにした。

「実被害が無いと、対応が難しいんですよ」警察は実際に被害が出てからでないと、動くことができないらしい。電話に対しては警告ができるとのことで、「逆上するのでは……?」という不安もよぎったが、警告してもらうことにした。

警察の警告から数日間。メッセージも電話も一切来ない。「さすがにおさまったかな」と思った。しかし、そんな甘くはなかった……。夜、外出しようとドアを開けると、そこには彼の姿が……。

「恋愛のもつれによるストーカー被害」の対策

恋愛関係のもつれによるストーカー被害は、誰にでも起きる可能性のあることです。ご紹介した事例の場合にとるべき2つの対策をご紹介いたします。

1.防犯グッズを持っておく

日ごろから、防犯グッズを身に付けておきましょう。例えば催涙スプレーなど、ストーカーに出くわした時に相手をひるませることで、相手から逃げられるような護身グッズを持っておくのがオススメです。

2.1人で居る時間を減らす

警察には必ず相談すべきですが、警察に相談したとしても実被害が出てからでないと警察が動けなかったり、被害者の身の安全までは確保してくれなかったりします。自分の身を守るためにも、家族や友達と一緒に行動することをオススメします。特に夜に1人で外を歩くことは避けましょう。

【ケース3】「バス停での誘拐未遂」の事例と対策

「バス停での誘拐未遂」の事例

「次のバスは13:00か」バスの到着まで、まだ15分もある。周辺にちょっとした時間をつぶせそうな場所は無い。仕方がなくバス停で待つことにした。

すると、バス停の前に1台のワンボックスカーが止まった。「バスをお待ちですか?この路線のバスが事故にあってしまったんですよ……。この先のバス停までお送りするので、そちらから違う路線のバスに乗っていただいてもよろしいでしょうか?」バス会社っぽい制服を着ている男性が、申し訳なさそうに車から降りてきた。

そんなことってあるの?と思いつつ、私は「そうなんですか、ありがとうございます」と車に乗ろうとした。その瞬間、先ほどの男性が私の手を強引に引っ張り、車内に押し込もうとしてきたのだ。こわくなった私は、車に乗るのをやめ、どうにか手を振りきって外に出た。すると、車はそのまま去って行ってしまった。

もちろん、その後バスは予定通りにやってきた。一体あれはなんだったのだろう……。

「バス停での誘拐未遂」の対策

全国で起きている事例です。子どもから大人まで被害にあっています。バス会社っぽい制服を着ていることと、最初は強引さが無いことから、だまされて誘拐されてしまう可能性もありますよね。この事例における対策は以下の2つです。

1.制服を着ていたとしても、それだけで信じてはいけない

「バス会社の制服を着ている=バス会社の人だ」と思いこんでしまいがちです。最初に紹介した配達員の事例もそうですが、制服だけで判断してはいけません。

2.防犯ブザーを持っておく

先ほどの事例の場合は、なんとか男性の手を振りほどくことができました。しかし男性が力強く押さえつけてきた場合、女性が振りほどくのは、なかなか難しいと言えます。そんな時は防犯ブザーなどで大きな音を出し、周囲の人に知らせることで相手をひるませて逃げましょう。

まとめ

以上、女性が出会う可能性のある犯罪の事例と、その対策をご紹介してきました。いずれも日常の中で起こりうる事例ですが、防犯意識を日頃から持っていれば、防げる可能性が高まるものばかりです。

「自分は被害にあわないだろう」という考えは危険であり、被害にあってから考えるのでは遅すぎます。被害にあわないためにも、日ごろからちょっとしたことに気を付ける必要があるのです。


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